美容室、理容の設計・施工のアベリー。静岡県内外の美容室や理容室の設計、施工、内装、リニューアル会社。

通りがかりに一見すると雑貨屋さん？カフェ？と思うような美容室をと考え外から見える待合部分はカラフルな小物や種類の違うペンダントライトを配置し、スタッフの方にインテリアを工夫して頂きやすいように自由に組み合わせできる棚を作成しました。
4つのセット面の間には大きな可動間仕切りを設け、通常は各セット面が個室感覚に。お友達同士、ご家族で来られた時には可動間仕切りを動かし、隣同士お顔が見えるようにしました。
この可動間仕切りの壁がお店のシンボル的存在なため、どうしても天井から吊る下がっているように見せたくて、建具屋さんと何度も打合せし苦労しました。
床のフロア方向をあえて斜めにすることで、お店に入った瞬間に少し不思議な感覚を感じてもらえると思います。

移転に伴い、お店の名前も変えての心機一転ということで、今までのイメージを如何に変えるかを考えました。
移転先が分譲マンションの１階テナントだったため、近隣の雰囲気にセンス良く溶け込めるように、少し高級感があるダークでキレイな木目調の家具で統一しました。
テナントのファサードは全面サッシなので、木とガラスの異素材を組み合わせた陳列棚を全面に設け、カラフルな店販が差し色になるように作りました。店販の配置を変えるだけでお店の印象も季節ごと変えられるようになっています。
セット面の間隔は通常1250～1400ピッチなのですが、あえて1600ピッチと広めに配置しスタッフさんの動線などがスムーズになるように、何度もシュミレーションをしながら決めました。

17年間、プチ改装を繰り返しながら大切にされてきたデフィ。今回は初の全面改装だっただけに、絶対に後悔して欲しくなかったので、半年かけてじっくりお打合せさせて頂きました。

当初のご希望では、セット面６面　シャンプー３台だったのですが、設計する中でどうしてもセット面が１面入りません。美容室にとっては一番大切なセット面を減らすことは、こちらとしても苦渋のご提案だったのですが、お客様やお店で働くスタッフさんの気持ちを最優先して減数を受け入れてくださったオーナーさんに感謝しています。

店内の装飾は、セット面がつく壁一面をヨーロッパの古い家の外壁を模して、モルタルが剥がれて下の煉瓦が見えてしまっているようにエイジング。
トイレの場所が変わったので、トイレブースの壁は外字新聞を貼り、お客様に場所を説明する際「トイレはあそこの新聞の壁の所ですよ」と目印になるようにしました。
レセプションの背面にはリアルな人工芝を貼ったり、ヘッドスパスペースは落ち着く色合いに変えたりと、各ブースへ足を運ぶたびにガラッとイメージが変わる、遊び心満載の店舗へと変身しました。

お打合せ当初から、カントリー調の美容室にしたいとオーナー様のご意向がハッキリしていたのですが、正直、カントリー調の美容室は初めてだったので、雑誌を何冊も買い、図書館にも行き、カントリー雑貨を扱うお店に行ったり、一から勉強しました。
オーナー様と私の思い描いているイメージが合っているかどうかが一番大切なので、何度も何度も確認しお打合せを重ねました。内装工事だけでなく建物からの設計だったため、お打合せからお引渡しまで７か月間、長期に渡りお付き合い頂きました。おかげで今ではすっかりお友達です(笑)
店内家具はお手持ちの家具をリメイクしたり、足踏みミシンのセット面、白いモザイクタイルのカウンターをはじめ、全体的にシャビーシックにまとめました。なるべくコストをかけずに、いかに雰囲気づくりをするかが一番の悩みでした。
カントリー調にこだわりつつも、すべての客層に受け入れてもらえるように懲りすぎず、なおかつオーナー様の夢の城になるよう、時には客観的な立場で振り返ってみたり、試行錯誤して形にしていきました。

オーナー様お一人で独立されるには充分すぎるスペースがあったため、贅沢な空間づくりをすると共に、お一人でも広い店内すべてに目が行き届くようなゾーニングを心掛けました。

オーナー様が理容師免許をお持ちだったため、女性にも気軽に顔剃りをして頂けるように完全個室のVIPルームを作りました。
お客様は座ったままカットはもちろん、シャンプーや顔剃りまで移動することなく施術できる設備を導入。
顔剃り後、メイクも出来るようにハイセンスな洗面台を設け、オーナー様の女性のお客様への配慮を形にしました。

テーマは鏡の中の自分。美容室に行くと、まじまじと自分の顔を鏡越しに見ますし、美容師さんとも鏡越しに会話をします。
なので、実際に見えている部分と、鏡に映っている部分のギャップを楽しんでいただけるようなセット面を考えました。実際に見えている鏡のフレームは茶色。鏡に映っているフレームは白。座った時に、あれ？と不思議な感覚になるように、サイズや角度のサンプルを何個も作りました。
当初は既製品の鏡を使う予定されていたところを、「コレを作りたいんです！」とオーナー様にプレゼンし、快諾して頂いて実現した家具です。
壁全体に大きな鏡を貼ってあるため、店内も広く見えるという視覚的な効果も出ています。
こちらの提案を快諾して頂いたオーナー様の計らいで、店内に飾られている時計は鏡越しに見る専用の逆回転時計になっています。

はじめてオーナー様にお会いした時に、お人柄や雰囲気からテーマは「男の秘密基地」でいこうとピンと来ました。
店内には鉄骨の骨組みをし、青銅色にエイジング塗装を施しインパクトを。
あえてユーズド感たっぷりの・・・というか本当に使用済みの足場板を材木屋さんで一枚ずつ厳選し、待合のカウンターに貼り、ガラス張りのファサードにお店のシンボルとして映えるように使用しました。

男の秘密基地ですが、オーナー様のご配慮で、座りやすいカウンターの高さにしたり、ドリンクを充実させたりと女性客やご年配のお客様にもご来店して頂きやすいお店になっています。

駅前の通りに面したテナントなのですが、２階だったので、新規の女性のお客様が入っていただきやすいように、なるべく明るいイメージにしたいと思っていたところ、オーナー様からも”シンプルでナチュラルな感じ”とのご希望があり、意見が最初から一致していたためお打合せはかなりスムーズに進みました。

ご夫婦で新しく始められるお店だったので、男性よりにも女性よりにもならないように、ナチュラルでカラフルな店販や観葉植物のグリーンが映えるような色合いを心掛けました。
ご夫婦と年齢も近く、お仕事の話だけでなく、家庭の話など個人的なお話しで盛り上がり、奥様とランチしながらお打合せさせて頂いたりもして、お金をかけるところと　かけなくても済むところを一緒に考えて頂きました。
使い勝手などを考えるとオーダーで作ったほうが良さそうなシャンプー周りの家具は作製し、既製品の方が安くてイメージに合うところは、ネットで既製品を購入し、それに少し手を加えて使いやすくしたり。
あえて全てオーダー家具にはこだわらずにお店づくりさせて頂きました。

偶然の産物だったのですが、ガラスに貼ったロゴに日が当たって、床に影を落とすと凄く良い感じ。とても気に入っています。

改装前は水色とオレンジを基本色としたパステルカラーでポップなイメージのお店でした。
その印象は、改装のお話を頂く以前から通りすがりでもお店を知っていたほど。
改装後にイメージが変わりすぎてしまうんではないかと悩んだのですが、お打合せをさせて頂く中で、店名も変えて全く新しいイメージで改装するとの オーナー様のご決定がありましたので、ガラッとイメージチェンジしてナチュラルで明るい店内になるよう方向付けしました。

オーナー様の方で、「店販の棚はこんな感じ」と雑誌を見せて頂いたり、「あのお店の植栽の感じ」と具体的にイメージを伝えていただけたので、そのお店にコーヒーを飲みに行きながら作り方を研究したりなど、家具作製にあたって業者さんとより具体的な打合せが出来ました。

こちらのご提案がすべてでお店が出来たのではなく、オーナー様のセンスでより良いものにブラッシュアップされた好例です。

オーナー様の配慮で、シャンプー椅子やセット椅子はお年寄りでも座りやすい物を選んだり、店内の床の段差を無くしたり、老若男女問わず訪れて頂けるようなお店を心がけてデザインしました。

一番苦労したのはプランニングでした。お一人で開業されるには決して狭くはないテナントだったのですが着付ルーム兼キッズルームの広さを確保すること、お一人でお仕事されるのにすべてのスペースに目が行き届くようにすること。 この２点が要でした。
解決策としてシャンプーブースを斜めに配置することによって無駄なスペースが無くなり空間を有効利用でき、店内にも奥行が出て、実在以上の広さを感じられるようになりました。

シンプルな店内に差し色として、オーナー様のお好みのビビットピンクの壁紙を使い、フォトフレーム模様の壁紙にはこれから増えていくだろう店名の由来でもある宝物の写真を飾れるようになっています。

お客様一人に対し、完全に貸切状態で施術する「only one salon」とのことでしたので、約10坪の広さを無駄に仕切ることなく贅沢にワンフロアーで作らせて頂きました。

カットスペース・シャンプーブース・キッズスペース　どこにいてもお店が見渡せる作りになっています。

テーマは「カフェや雑貨屋さんのようなカントリー調のお店」だったため、アンティーク風のタイルを全面に貼ったトイレの壁をポイントとし、その横にカラーラボの乱雑になりやすい手元を隠すためにパーゴラを建てました。
通常、屋外にあるパーゴラが店内にあることで、他のお店にはない空間づくりが出来たと思います。

小物を飾る棚や、パーゴラ、トイレの建具などはエイジング塗装をし、全体的にカントリー調になるようにまとめました。

雑貨屋さん回りの好きな奥様と一緒に店内に飾る小物を買いに行ったり、歳も自宅も近く、共通のお知り合いがいたりなど、仕事だけのお付き合いでなくお店のスタッフの一員になったような気持ちで、とても素敵な環境でやらせて頂きました。

オーナー様から頂いたコメント通り、最初はお店に関しては「お任せします」という感じでスタートしました。
今までにないタイプのお打合せスタートだったので、正直、最初は「こんな感じどうですか？」「好きなブランドとかお店とかありますか？」「趣味はなんですか？」など、探り探りオーナー様の好みを把握していた感じでした(笑)

ただ、お打合せを重ねるにつれて、本当にお任せしてもらおう！とこちらも思えるようになり、私なりに感じたオーナー様のイメージで作らせて頂きました。

一段上がった部分の床下にＬＥＤテープを施し浮いているような感じを出し、特別なスペースになるようにしたシャンプーブーズと、ＮＹの若い芸術家の方が借りて個展をやるようなレンタルスペースのイメージで作った待合いがポイントです。他にはないお店づくりが出来たと思います。

店販の飾り方や、奥様の絵のセンスが良いので、オープンしたての頃より、少し時間の経った今の方がとても良い雰囲気の素敵なお店になっています。お店を使っていただくにつれて、そのオーナー様のセンスでより磨かれていくんだなぁと強く実感したお店です。

ご両親と息子様ご夫婦、４人で営まれている理容店。息子様ご夫婦に世代交代されていく中で新たに店名も変え、お店もリニューアルとのことで、このホームページを見てご依頼頂きました。 

息子様ご夫婦から「ナチュラルで女性でも入りやすい感じ」という希望のイメージに加え、「床屋感を少し減らす」「チープな感じにならないように」「ご両親世代のお客様にも息子様世代のお客様にも受け入れられるように」という事にも気を配りながらお打合せさせて頂きました。 

最初は少し凝った装飾を施そうとご提案させていただいたのですが、高級感が出過ぎてしまうのではないか、店内が狭く感じてしまうのではないかと何回もサンプルを見て頂いたり、弊社で工事をさせて頂いた別のお客様の理容店に見学に行って頂いたり、シュミレーションをしたり、息子様ご夫婦には随分とお打合せでご苦労をおかけしてしまいました。

結果的に、ポイントとして既存の鉄骨柱を青銅風にエイジング塗装したり、建具をシャビーシックなものに作り替えたりし少しだけアンティークな要素を加えさせて頂いたのですが、ご年配の方に受け入れてもらえる程度にエイジングする加減が一番難しかったです。 

リニューアルオープン後、撮影でお邪魔した時に、ご来店されているお客様がお店の内装を見て「キレイになって、広くなった気がするね～！」ってお話しされているのを聞いて本当に嬉しかったです。オープンした後、実際のお客様の感想を聞ける機会はなかなか無いためとても貴重な嬉しい体験でした。

男性のオーナー様なんですが、初めてのお打合せの時に
「女性一人でも入りやすいように。一人一人のお客様が居心地の良いように。」などなどとにかくお客様の気持ちになってお店のことを考えていらっしゃったのがとても印象的でした。

静岡駅近くの賑やかな街中のお店ですが、一歩店内に入ると一気に落ち着けるような美容室になるようにプランニングしました。
店内はアンティークな鏡や椅子、小物などが映えるように、シンプルですが女性好みのデザインになっています。
各セット面は全て鏡が違う方向に設置し、お客様同士の視線が交わらないように半個室にしました。
決して広いお店ではありませんが、窮屈感を味わうことなく、セット面でも、シャンプーブースでも落ち着ける空間になっています。

20坪にセット面２　シャンプー１のご希望で広さにかなり余裕があったのでずーっと自分の中で温めていたプランをご提案させていただきました。
セット面の鏡がドアになっていて、”どこでもドア”のようにシャンプーブースへつながるんです。なので、一見　店内にシャンプー台が無いように思えるんですが、ドアを開けてビックリ！プランです。
セット面の壁を斜めに配置することで、漠然と広いだけじゃなく奥行と面白味のある空間になっています。

オーナー様が人と人の縁、繋がりをとても大切にする方で、お友達も多いので、いつ人が来ても大丈夫なようにお茶を飲めるスペースも充実させました。
初めてご来店されるお客様のビックリしている様子を、陰から覗いていたい、そんなお店です。

オープン時にも施工させて頂いたのですが、数年経ってのリニューアルのご依頼でした。

当時オープンした時に手をかけれなかった部分を、クラシカルかつゴージャスにリノベーションしました。
スタッフの動線、使いやすい高さ、収納する物のサイズなどを何度も打合せして、レセプションとクロークの家具をアンティーク風に作製。
シャンプーブースは家具の上に石を貼り間接照明の明かりだけの落ち着く空間に。
お手洗いもマーブルの天板に海外の陶器を使用し、クラシカルな雰囲気になっています。

今回はオーナー様の愛車がアルファロメオで、テーマも「カッコイイ　イタリア」と最初から決まっていたので、赤と黒とシルバーをテーマカラーにしたカッコイイプランを考えました。

一番最初にご提案させて頂いた３Ｄのパースが一発で気に入ってもらえて実現したお店です。
メインはレセプション背後に設けた、アーティスティックに塗装してある赤いレザー調の腰壁。
その前にはシルバーのレセプションカウンター。店内に入った時にカウンターの上の雑然となりがちな部分が見えずにスッキリ真四角に見えるようにしてあります。
シャンプーブースの壁は真っ黒なレザー調のクロスにお店のロゴがとても映えています。

こちらのお店は総面積53㎡　約16坪でお一人で始められるには、充分すぎるくらいの大きさでした。
セット面２面、シャンプー１台のご希望でしたので、ただ贅沢に空間を使うだけでは殺風景になってしまい工事費も膨らむ一方なので、思い切って1/3をスタッフルームにし、店舗スペースは間仕切り壁をすべて15度傾けて 配置することによって、お客様からの死角をあえて作り、カラーラボや促進器置き場を設けました。

ナチュラルで女性好みの内装に仕上がっています。
男性オーナーお一人で営業されていますが、オーナー様の方で可愛い小物をセンス良く飾っていただいているので、女性の方でも抵抗なく入れる心地の良いサロンです。

店舗の建物からの設計施工でした。
最初からオーナー様の方で、○○にある○○のような外観にしたいと具体的なご希望があったため、実際にその場所にどのように施工されているのか確認に行ったりといつもとは違った視点での建築に学ぶことがたくさんありました。
木目で統一されたカッコイイお店になりました。
店内のセット面の家具の打合せでは、ケープやドライヤー、手鏡をいかに綺麗に使い勝手良く収納するかなど細かなところまで、こちらの問いに対応していただき、充実した家具が出来ました。

テーマはカリフォルニア！
特にオーナー様がサーファーとか、海が好きとか、そういったことでは無いんですが色々と雑談を交えお話していくうちにテーマはカリフォルニア風（シンプル）に決まりました。
奥様も打ち合わせに参加していただき、小物の映えるシンプルかつ爽やかな店内を目指し、Google Mapで何度も カリフォルニアまで行きました（笑）

足場板風の天板とアイアンの脚でセット面の家具を作り、シャンプースペースはアクセントクロスを使い、製作家具のつまみを貝殻の形のものにするなど、細部までこだわっています。

レセプション前のロッカーは、実は事務用品メーカーのKOKUYOのもの。
新品をあえてエイジング塗装し、オシャレな古びたロッカーに変身させました。

大正時代から続く老舗の理容店ならではのオーセンティックなBARBERをテーマにデザインさせていただきました。
移転前のお店で使用していたレセプション家具やセット面をそのまま活かしたいとのご希望でしたが、オーセンティックなイメージには合わなかったので、色の濃い木目のダイノックシートを貼り、リノベーションしました。

改装前はお子様が喜びそうな動物のイラストなどが貼られていて、かなりアットホームな印象の店内でした。
新しいスタッフが入るのを機にイメージチェンジをしたいとのご依頼を受け、若い方でもご年配の方でも入りやすく、明るく女性的な店内をご提案させていただきました。

大手ハウスメーカーで建築された建物だったので、店内に使われている素材も住宅に使われる一般的な建材でした。
どうしてもそういった部分が住宅っぽさを出してしまうため、撤去できる部分は新しく作り直し、撤去できない部分は塗装を施すなど、如何に隠すかを考え施工いたしました。

セット面の壁紙は、間接照明が映えるように所々光沢があり立体感のあるものを選んでいただきました。
同じ白い壁紙でもそこの部分だけはエレガンスな印象になっています。

鏡が苦手なお客様や、鏡の角が鋭利な感じがして苦手なお客様がいらっしゃるということで、鏡のない個室を作ったり、セット面の鏡もアーチ状のものにしたりなど、先生がお客様を大切に思う気持ちがたくさん詰まったお店になりました。

シャンプーブースを間仕切りたいとのご依頼でデザインさせて頂きました。
お客様の動線・スタッフさんの動線を考えると、四角く区切るよりも流線型で間仕切る方が自然で柔らかいイメージになると思い、連続して弧を描くようにカーテンボックスを作り、ストリングカーテンを用いることで完全に視界をさえぎることなく、自然に空間を区切れるつくりになっています。

キリの良い数字にならない微妙なＲ状を形にしつつ、強度のあるものを作るのは大変でしたが、改装後、オーナー様からお客様からも好評だとお聞きして嬉しい限りです。

あくまでもアベリーの見解ですが、水廻りはお店の印象が決まる大事なところだと考えます。
理美容店に限らず飲食店でもそうですが、いくら店内がオシャレでキレイでもお手洗いや洗面台が汚いとそれだけでお店のイメージは悪くなると思うんです。
限られたスペースの中でパウダールームを充実させるのは難しいことではありますが、アメニティーひとつとっても、自由に使えるメイク直しのコットンや綿棒、制汗スプレーなどがあると喜ばれると思います。

これは私西ヶ谷が学生の頃、ハウスクリーニングのバイトをしていた頃に覚えたことなのですが水栓など金属性のところがキレイなだけで、すっごくキレイに感じるんです。
男性オーナー様お一人のお店などではお掃除のコツとして「水栓だけはいつもピカピカにしておいてください！」とお願いしています。

また、とあるアンケートで「お店のトイレや洗面にある棚を開けたりするかどうか？」という質問に対して ８割の女性が「開ける」と回答したという驚きな結果があるようです。
そのお話をすると「開ける～(笑)」とおっしゃる女性、本当に結構いるんです。
何が入っているのか、どうやって収納しているのか気になるそうなんです。

弊社でトイレやパウダールームの家具を作る際には、 なるべくそういったお客様の「開けたくなる心」をくすぐらないように、取っ手をあえてつけず扉の下に手掛けの溝をつけたりしています。